立憲民主と共通政策確認―市民連合(全国)が3野党支援へ

「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(市民連合)は3日、立憲民主党の枝野幸男代表に対し、総選挙における野党のたたかい方と政策に関する要望を行いました。

要望書は、市民連合が9月26日に日本共産党、民進党、自由党、社民党の野党4党に提出したものと同様の内容。安倍政権が進める憲法9条改定への反対や安保法制、共謀罪法などの廃止、福島第1原発事故の検証のないままの再稼働を認めないことなど7項目の政策を提示しています。

市民連合の山口二郎法政大学教授は「同じ思いをもつ、他の野党、全国の市民とともに幅広い協力のたたかいを構築してもらいたい」と述べ、「野党がともにたたかう際に共有すべき基本的な政策」として要望書を手渡しました。枝野代表は「同趣旨の要請は民進党にいたときに受け止めさせていただいている。当然(立憲民主党として)より強く、みなさんの思いを受け止め、実現できるよう努力していく」と語りました。

要請後の記者会見で山口氏は「市民連合は、立憲民主党、共産党、社民党の3野党のたたかいをしっかり支援していきたい」と述べました。一方、希望の党に対しては「この選挙では、希望の党から立候補する人は応援できない」と改めて強調しました。(しんぶん赤旗より)

北城智彦氏、立憲民主党で戦うこと表明

北城智彦氏は、2日、足立区北千住マルイ1010で開催した総決起集会で、希望の党ではなく、新党「立憲民主党」(=予定)より立候補する決意を述べました。 

民進党、枝野幸男代表代行が準備している新党をめぐっては、長妻昭氏も合流の方針といい、東京10区の鈴木庸介、13区北城智彦、8区吉田晴美、2区松尾明弘は枝野氏に「血判状を送ってあります」と枝野新党に合流する予定です。 

北城氏は「排除や選別と言う言葉を使うリーダーの元では闘うことはできない」「大義はこちらにある」と言う。

市民連合あだちは、これまでの取り組みを踏まえ、安倍政治をストップさせる観点から、衆議院選挙小選挙区では北條氏、そぶえ氏との連携と話し合いをすすめ、立憲政治を守る観点で、引き続き候補一本化の実現、選挙勝利に結び付ける努力をしていきます。

(参加者からの意見をもとに、市民連合の取り組み方についてまとめました=S)

10月1日(日)街頭宣伝「安倍9条改憲NO!今度の選挙は野党共闘」に150名、2予定候補も参加

10月1日(日)の市民連合あだちの街頭宣伝行動「安倍9条改憲NO!今度の選挙は野党共闘」が北千住駅でおこなわれ、約150人が予定候補者2人(北條さん、祖父江さん)の演説はじめ都議、区議、呼びかけ人の訴えに聞き入りました。

希望の党への合流問題に揺れる民進党から3名(北條さん、おぐら区議、松丸区議)の方が参加、共産党から祖父江さん、斉藤都議、ぬかが区議、はたの区議ほか、また、無所属市民派の土屋区議が参加。それぞれ、市民と野党共闘こそが必要と訴えました。

北條さんは、「民進党を離党していません、希望の党にも公認申請をしていません」、「右の政党ばかり。真ん中に大きな空白。ここを埋める立憲・リベラルの道を市民連合の皆さんと一緒に通したい」と立場を述べ、「今日はここまでしか言えませんが」とことわりながら元気に訴えました。民進党2人の区議の発言ふくめ、小池の方ではなく市民連合の方をはっきり向いていることが伝わりました。

市民連合の呼びかけ人4名(石川住職、新婦人・横川さん、ADC・小林さん、緑の党・やこうさん)がエールを送りました。

参加された市民の方は、口々に「今日は来てよかった」「元気が出た」と語っていました。小池・希望の党問題で、市民と野党共闘がしぼみかけましたが、皆さんの熱気で見事に再生し、さらに強まったと思います。

次回の街頭宣伝行動は8日(日)午後4時から同じ北千住駅西口デッキです。

今週も目まぐるしく動きがあるとおもいます。市民と野党共闘の強化のために力を合わせましょう。