3・28 「足立助け合い村」つながりが広がった!500人強の参加、ボランティア120人の協力

雨が予想される中で10時前からテントはりや資材の運搬や設営を進めました。12時ころには雨足が強まり、開催が危ぶまれましたが、今回も幸いに直前に雨が上がり、無事に13時からの開村式を開けました。

前回にカンパされえた資金や今回に向けて募金されたお金で、野菜やカップ麺やレトルト食品など多岐にわ

たる食料品を用意できました。さらに、お米や即席めんなどたくさんの寄贈もありました。今回は、カレーセットとして、コメ、玉ねぎ、にんじん、ジャガイモ、カレールウ、シーチキンを一袋にまとめたものを100セット用意しました。これも、早いうちに無くなり好評でした。

衣料品は、主に前回に残ったものと新たに集められたものを加えて、用意しました。暖かくなってきたので需要が少ないかと思っていましたが、用意した4割がたは持っていただけました。このほかに、シャンプーや食器などの雑貨品も用意しましたが、日常的に使うものは人気があったようです。

ニーズが高い生理用品も配布できたrのはよかったと思います。マスクについては、これからもずっと必要なのですぐに無くなってしまいました。

生活相談も弁護士さんや区議さん、健康相談は健和会さんに対応していただきました。

今回新しい企画として、このコロナ禍で仕事が無くなった芸人さんたちにパフォーマンスをやってもらいました。演奏などもあって、会場をにぎやかにできました。

斎藤真理子さんが参加者からお話を伺って報告されたので、それを一部紹介します。

◇二人のお子さん連れのお母さん・・・・一番大変だったのは、小学校も休校、保育園も休園になった時だったと思います。姉妹が外に行くことができずに、窮屈な思いをさせた。1日3食の食事を作るのも大変でした。学校が再開になっても行事がなくなってお姉ちゃんがつらそうだった。保育園に通う妹も、通常の運動会ではなくなってしまい、いつもやれていることが、できなくなった今の子どもたちはかわいそうだ。自分は休校中は仕事を休んで対応した。お給料の何割かはもらうことができたが食費や光熱費も上がって心配になった。

◇年配の女性・・・仕事をしていたけれど、収入は生活するのに十分ではなく、昨年4月から生活保護を受けて、足りない分を補ってきた。12月からは仕事もなくなって不安だ。光熱費が払えなくなるのではないかという心配がある。

◇中学3年生の母親・・・コロナの感染状況で、娘さんが今年、修学旅行に行けるか心配だ。修学旅行に向けて、約6万円の費用を学校にすでに積み立てているけど、学校からはキャンセルになった場合のキャンセル料の一覧が送られてきた。緊急事態宣言が解かれても、学校ではまだキャンセル含みでの修学旅行計画になっていて、子どもたちだけ我慢させられるのはかわいそうだし、キャンセル料がいくらかでも取られることは家計にとっても打撃だ。個人の責任ではないので、キャンセル料は取らないか、公費負担してほしい。

 

28日実施の「コロナ禍足立助け合い村」のカンパと参加呼びかけの街頭活動を西新井・アリオ前で実施

2時から「コロナ禍足立助け合い村」へ向けたカンパと参加の呼びかけを行いました。緊急事態宣言中でしたが土曜日ということなのか、通行人の方も多くチラシの配布にも力が入りました。チラシを受け取った方の中に、自分もフードバンクの取り組みを西新井大師で行っているという方がいらっしゃいました。その方は、外国から職業研修などで来日された方が、行政からの支援を受けることができず困窮していること、言葉が理解できないので、相談に出かけることもできないというような境遇の方への支援も行っているということでした。

募金箱へも多くの方がカンパしてくださり、1万円を超える金額が集まりました。来週日曜日、1時からの西新井さかえ公園での「助け合い村」への大きな力となりました。当日、ボランティアへの参加も呼びかけます。時間の都合がつきましたら、飛込での参加でも構いませんお待ちしております。

3/12日(金)厚生委員会報告 ○受理番号4 「コロナ禍を克服するために、PCR検査の拡充等を求める陳情」

新規の陳情のため、審議は一番最後となり、AM10時から開かれた厚生委員会での審査は12:00すぎから始まりました。
陳情書の趣旨を担当部署から説明後、現状のPCR検査体制については、医療、介護施設、保育園、学校からの《要請があればPCR検査をする準備はしている》との説明がありました。足立区内のコロナ感染者数の推移では、ひと頃より感染者数は少なくなってきているが、このところは下げ止まりの傾向が見られ、直近の週では陽性率は4?4%と言う事でした。
※3/3日~3/9日(足立区ホームページより)
検査数 1900名
陰性者数 1826名
陽性者数 84名
陽性率 4.?4%
この後、各党からの質疑があり、共産党からは「検査数の拡充こそが、これから来るかもしれない第4波に備えるために必要ではないのか」立憲民主党からは「党としてもPCR検査の拡充は党是でもある」と言う意見がありましたが、担当部署からは、検査の拡充を積極的に区として行うというような返答は聞かれず、国、都の状況を見ながら対応していくとの説明に終わりました。
審査の結果、自民党、公明党、立憲民主党が「継続審査」、共産党「採択」となりましたが、継続審査多数ということで継続審議という結果となりました。

23区内で感染者数が多い足立区で、国、都の動向を見守るという足立区の姿勢に疑問を感じないではいられません。地方自治のより現場に近い区単位でこそ、より柔軟で区民の命を守る取り組みを率先して進めていくべきではないでしょうか。PCR検査の拡充を進めている区が実際にあるという現状で、この足立区行政の及び腰はいかがなものか。行政に対する市民からの圧力をより強めていく必要があります。

市民連合として、「PCR検査の拡充等を求める」要請署名にも取り組んでいきます。ご協力お願いします。