第2回 コロナ禍 足立たすけあい村 実行委員会のご案内

「第2回 コロナ禍 足立たすけあい村」実行委員会のご案内

2月3日(水)午後6時30分から 教育会館(西新井)

昨年12月30日に開催した「コロナ禍 足立たすけあい村」は、多くの市民のみなさんに支えられ、少なからぬ人の支援になったと思います。このような取り組みは、ますます必要だと認識が共有されました。そこで、第2回のたすけあい村をどう持っていくか、みなさんと相談するために実行委員会を開催します。ご参加ください。

<2月3日 実行委員会でご相談したいこと>

第2回 コロナ禍 足立助け合い村

・開催日時をどうするか  3月下旬を予定します。

・場所をどうするか    区内の公園

・取り組み内容   食品、衣類(バザー品)を配布・提供、何でも相談(くらし、雇用、医療など困っていること)。 会場に来られない人に支援をどう届けるか

・宣伝と情報の改善  情報弱者といわれる方に宣伝を届ける工夫

・コロナ感染状況、人権状況の悪化に対応して、さらに何ができるか

みなさんのご意見をよろしくお願いします。

主催 足立たすけあい村実行委員会

呼びかけ:市民と政治をつなごう!市民連合あだち

連絡先:吉田きんじ 080-5377-6692

 

 

 

近藤やよい足立区長へ「コロナ禍を克服するために、PCR検査の拡充を求める要望書」提出

6日の拡大実行委員会で決まった足立区への「コロナ禍を克服するために、PCR検査の拡充を求める要望書」を本日(1月13日)担当の瀬田裕和さんと沓澤大三さんの二人で足立区長秘書課へ提出しました。以下に要望書の本文を掲載いたします。

今後は、足立区民の声を結集するために署名活動を展開していきます。みなさんのご協力をお願いします。

令和3年1月13日
足立区長 近藤やよい 様

市民と政治をつなごう!市民連合あだち(※1)
筆頭代表 中山武敏
コロナ問題担当 瀬田裕和
コロナ禍を克服するために、PCR検査の拡充を求める要望書

新型コロナウイルス感染症の急拡大によって、都内の1日あたり陽性者確認数が過去最高の2447人(1/7)で過去最多となり、重症者数も過去最高の121に急増し、「医療崩壊」が叫ばれる事態となっております。 足立区の新規感染確認数も1週間(12/30〜1/5)で366人と急増し、累計3576人 (1/7日の時点)となり、都内屈指の感染者数を出しております。ですが、検査不足のためにこの数字には表れない事業所等における感染拡大も深刻です。

感染を抑え込むためには、無症状の方も含め陽性者を早期に発見することが必要で、そのためには検査精度を抜本的に強化し、陽性者の保護、追跡(接触のあった方の感染状況の調査)を行う必要があります。現在、足立区は感染者数の急増している状況に鑑みて、住民のスクリーニング検査を行う必要があります。また、医療現場や介護施設、保育園や学校等といったクラスターになりやすい施設で定期的に行政的検査を行うことも、感染の抑え込みには不可欠です。

現在ワクチン接種の準備が行われておりますが、専門家によれば普及には一年以上かかる見込みです。したがって、その間、PCR検査体制を拡充して区民の安全を確保することが、区には求められています。

他方、「足立区の検査能力について」(参考:新宿区の記述「新宿区の検査能力は1日約1200件としている一方で、実 際の行政検査実施数は11月の1か月で2412件にとどまっており、新宿区のPCR検 査センターにおける陽性率は11月で19.8%台まで上昇していることを考えると検査数が不足していると言わざるをえません」(※)

感染拡大が深刻化するなかで、区民のくらしと営業はますます大変さを増しております。リーマ ンショック時を超える経済危機が予想されるなかですでに自殺者が顕著に増加しており、今後倒産や廃業に追い込まれる事業者が増えることも予想されています。区民に最も身近な区政が手をこまねいて見ていることは許されません。

今、コロナ禍第三波により医療機関は崩壊の危機に陥っています。政府のPCR検査を少なくする事で医療崩壊を防ぐという政策は、完全に誤っていた事が立証されてしまいました。

いまこそ、感染症対策の原点に立ち返り多くの人にPCR検査を行う事が必要ではないでしょうか。経済か人命かという二者選択ではなく、経済も人命も救うという賢い選択をするためにもPCR検査の拡充を行うべきであると考えます。

可及的速やかに支援を実施するためには、予備費の活用とともに来年の区議会第1回定例会を待つのではなく臨時会を招集して補正予算を組んででも対応すべきです。よって、「市民連合あだち」有志一同は、下記について緊急に申し入れるものです。

<PCR検査の抜本的充実について>

1. 感染急増の現状に鑑みて、住民のスクリーニング検査を行うこと。

2. 医療現場や介護施設、保育園や学校等など感染リスクの高い施設については、社会的検査として定期的にPCR検査を行い、早期に無症状患者または陽性者を発見すること(世田谷モデル)。

3. 事業所等で感染者が確認された場合、濃厚接触者だけではなく同じ事業所内の希望者全員にPCR検査を実施すること。

4. 区民が安心して各自の活動を営むことができるように、区民に対して無償ないしは廉価でPCR検査を受け付ける体制を整えること。

<回答について>
1月中に、面談でご回答くださることを希望します。
連絡担当:瀬田 裕和 080-3089-3001
以上

(※1)「市民連合あだち」は2016年、東京都の各地域の市民連合の発足と同時に設立をしました。構成員は弁護士、僧侶、医師、教員、主婦、サラリーマン、事業者…あらゆる階層の市民の集まりで200名ほどが参加されています。直近の活動では、暮にコロナ禍で生活に苦しんでいる人たちの支援として、千住旭公園において「コロナ禍 足立たすけあい村」を企画、衣料、食料、の無償提供、生活何でも相談コーナーを設けるなどの活動を行っております。

 

市民と野党をつなぐ会@東京HPに「足立たすけあい村」報告を投稿しました(文責:沓澤)

2020/12/30「足立たすけあい村」250人、「これで年が越せる、ありがとう」と

12月30日に取り組まれた「コロナ禍 足立たすけあい村」の報告です。

「何でも相談」には、2月に飲食店を解雇され、失業手当も切れ、さがしても職はなく、妻も病に倒れ、行き詰まったと相談した男性(61歳)。対応したユニオンメンバーとワーカーは、じっくり話を聞き、緊急に生活保護を申請し(年末年始も窓口開設)、そのあと職探しなどのアドバイス。

食品、衣類の提供コーナーは人が途切れることなく、袋いっぱいの食品や野菜を持ち帰る人からは、「これで年が越せる、ありがとう」や、「200円しか所持金がなかった。おにぎりは助かる」との声が。金町からきたという若い男性二人は、9月に起業したがすぐ行き詰まり、どうしようかと悩んだとき、ネットで「たすけあい村」を見て駆け付けたとのこと。障がいをおもちの家族、ひとり親世帯、高齢者、女性が目立ちました。

医療、健康相談には看護師が対応し、血圧測定や「休みの時に、熱が出たらどうする?」「検査は受けられるのか」など相談を受けました。

 

食品や衣料は、市民の多くの協力で予想以上にたくさん集まり、余るのではないかと思うほど。食品は予定時間より早くなくなり、衣類はあまりましたが、2時30分に「たすけあい村」は終了。

ボランティアスタッフは約90人参加でした。ネットで見て、貧困対策のため何かしたいという大学院生が遠くから参加してくれました。その学生は、市民連合の取り組みや会議には参加したいととのこと。

 

今回やってみて思ったことは

1)リーマンショックの派遣村のとき(2008年)は、製造業解雇で男性参加者が中心でしたが、コロナ禍のもとでは圧倒的に女性が多く、年齢も高齢者から若者まで広がっています。自営、飲食業、サービス業、高齢者が困窮し、相談を求めていることがわかります。身近に被害が広がっています。

2)何かしたい、たすけあいたい、この気持ちの広がりに勇気づけられました。宣伝を開始した12月中旬以降、連日、食品・衣類の提供申し出の電話、手伝いたい、寄付したいとの申し出がありました。みなさん余裕のある方ではありません。「なんでこんなひどい世の中になったのか」「政府も都も無策。許せない」という怒りとともに協力されました。特に25日、安倍の国会答弁、菅首相会見、東京のコロナ900人超え以降、怒りの声は大きくなりました。

3)足立区内の普段は横のつながりのない団体、グループ、諸個人が、次々と協力を表明されました。何か新しい運動の息吹を体感しました。コロナ被害の広がりに、立ち向かうムーブメントの展望が見えてきたように思います。